あなたは自らが手を下す自分の死を意識したことがあるか。
中二病みたいなタイトルになってしまった。
さらに書き終わってからポエムみたいな記事になったことに気付く。
闇落ちブログで定評のあるこのブログ、なぜか前回の記事だけ希望に満ちたものになっていますがベースラインは変わりません。
まずは、この記事をごらんいただきたい。
この記事を読んでいて、3分の2程度読み進めるまでは「あれ、俺こんな記事、過去に書いたっけ?」と思った。少し落ち着いて「いやいや、僕結婚してないわ」と気付いてようやっとコレは私が書いた記事ではないな、と思い直したところ。
とはいえ、この記事に書かれていることがあまりにも自分の感情とシンクロしていて、びっくりどころか身震いしそうなほどで、凝視して食い入るように読んでしまった。
特にこのフレーズ
今ギリギリでOKに傾いてる天秤がふとした拍子でNGに傾けばそれで終わりな気がして怖くて今以上のなにかには取り組めない。
うつ病を経験して、そこからなんとかして社会復帰できたということはとても喜ばしいことなのかもしれないが、だがしかし、
うつ病は再発率が高いということはよく知られているとおり。(具体的なデータを引っ張ってきたかったけどあんまりよいものがなかったのでとりあえずこの記事)
再発率の高さももちろん怖いし気をつけたいところなのだけれど、まず「うつ病に戻ったときの自分の思考判断」そして、「きづかないうちに再発しているかもしれない(自分は大丈夫と思っていたけど罹患したわけで、もう自分は信用できない)」という恐ろしさ。いつ自ら自分の死に手を下すかわからない、ということ。(タイトル回収)
まぁこれは周囲が実はまじまじと客観的な情報を与えてくるもので、
医療保険に入れない(通院終了から2年、僕の場合はちょうどあと1年半)
のは代表的なもので、ほかにも精神疾患歴のある方はちょっと…という場が意外とある。もちろん打ち明けた結果、でもいまはしっかり受け答えできてますし、大丈夫ですよね。という反応をいただけることもあるのだけれど。
自分の心身に訪れる様々な細かい変化
寝付きが悪かった 頭が痛い 吐き気がする 食欲がない
仕事に集中できなかった ミスをした 不備がありおこられた
自分にイライラする ああ、やっぱりダメな人間だ
なにかひとつの出来事が、天秤を悪い方に触れるものではないかと、恐ろしい。
悪い方に触れた振り子は坂を転げ落ちるように落ちるところまで落ちてゆく。
そして、崖から
死にたくないし、1人でこの押しつぶされそうになる恐怖と戦いたくない。
でも、この気持ちを共有できる、もしくは共有させてよいとは到底思えない。
今日も、吊り橋を渡るような気持ちで、天秤が振り切るかもしれないけど、それでもどちらかの上皿に重りを載せなければいけない、この生きる苦しさと戦ってる。